タンザニア産 スフェーン原石チタナイト

タンザニア産 スフェーン原石チタナイト

チタン石(チタンせき、titanite、チタナイト)またはくさび石(くさびいし、sphene、スフェーン」と、その呼び名は多いです。ケイ酸塩鉱物の一種で、組成にチタンを含むことがチタナイトという名前の由来となっています。「チタナイト」と表記する場合は鉱物として、また「スフェーン」と表記する場合は宝石として扱う場合が多いので、宝石を目にする事が多いと思いますので「スフェーン」と記載します。
化学組成はCaTiSiO5。他に微量な不純物として鉄、マンガン、クロム、セリウム、イットリウムなどが含まれ、様々な色を発色します。モース硬度は 5 から 5.5 。比重は 3.52 から 3.54 。多色性があり、また透明度の高い石はダイヤモンドよりも輝くといわれています。ただ、モース硬度が 5 から 5.5 と低く、また脆いため、ルースとして扱うには注意を要します。
原石のスフェーンはくさび石と言われる様に尖った形状ですが、V字型の溝が有る結晶も良く見られます。
このタンザニア産スフェーンは三角形の結晶で原石としては100ctを超えるかなりの大きさです。重量感もあり、表面の光沢も素晴らしいです。
原石はレアストーンの部類に入るほど見る事が少なく、特にこのタンザニア産は産地的にも珍しい鉱物です。V字型の溝の痕跡のラインがあり、光に翳すとグリーンと琥珀色が見られます。
このままワイヤーで巻いてペンダントトップ等のアクセサリーに加工してもその輝きは活かされると思います。

36.4×25.8×20.5mm 108.75ct(21.75g)

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