タンザナイトレアカラー パパラチアカラーゾイサイト(タンザナイト)原石

タンザナイトレアカラー パパラチアカラーゾイサイト(タンザナイト)原石

ゾイサイトの和名は灰レン石もしくはユウレン石と呼ばれる。前者の灰は化学組成のカルシウムを表しており、後者のユウは黒いという色を表している。また、双方のレンは簾（すだれ）のことで結晶の長軸に平行な条線に由来します。ゾイサイトはエピドート（緑レン石）グループの鉱物で化学式はCa2Al3Si3O12(OH)で表され、クリノゾイサイトとは近い関係にあります。
ルビー・イン・ゾイサイトの主体である緑色不透明石も知られています。
1960年代後半にタンザニアのMerelani Hillsでブルー～バイオレットの透明変種が発見され、ティファニー社によってタンザナイトと命名されました。一躍新宝石として宝石界にデビューし人気の石となりました。
その意味では、タンザナイトはブルー〜パーブルのゾイサイトの事を指し、その他の色はゾイサイトとするのが正確と思います。
ゾイサイトには、イエロー、グレイッシュ・ピンク、ブルーイッシュ・パープル、ブルーとイエローのバイカラー等が知られていて、蛍光Ｘ線分析法による組成分析ではブルーからは相当量のバナジウムが検出され、イエロー～グリーンからは少量のバナジウムとチタンおよび鉄が検出された。また、すべてのサンプルから相当量のストロンチウムが検出されています。
このゾイサイトはピンクとオレンジの中間的な色合いで、サファイアに例えるとパパラチアカラーと言えます。この様なカラーのゾイサイトはブルーのタンザナイトより評価が高い事もあり、希少性もあります。

12.7×7.4×6.7mm 6.10ct

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